朝10時くらいからちょっとした業務のために職場まで来てさ、まあ業務自体は2時間もありゃあ終わるもので、そっから資格試験の勉強でもしようと思って、職場に残ってたんだよ。まあ全く出来なかったね。勉強。集中力もなければ思考力もない、テキストに書かれた公式読みながらボーッとして、問題眺めてボーッとして、解いてみるかとペンを取ったら全然わかんなくてまたボーッとして。途中珈琲飲んだりタバコ吸ったり、実質勉強してたのなんて一時間半くらいにじゃないかな。今の今までいたんだぜ。何してたのかったいうと、大半ボーッとして、途中急に情緒不安定になってボロボロ泣き出したり、小銭入れぶん投げたり、机をガンガン殴ったり、Tシャツを脱ぎ捨ててから着たりした。文字に起こすとヤバい人だね。まあ実際ヤバいんだろうけどさ。晩飯食うのも面倒くさくてカップラーメン啜って、ああこっから帰る気力もねえなってのでまたしばらくボーッとして、気付いたこんな時間だ。最悪だよ。なんなんだよ。なにがしたかったんだよ。自分で答えるけれど、なにもしたくないんだよ。なにもしたくない俺は。なにも出来る気がしないんだよ。怠けてるとか、甘えてるとか言うなよ。そんなもん自分で一番わかってるんだぜ、こう見えてもな。ダメなんだと思う。というか、ダメになっててほしいね。最近右腕と右足が痺れるんだ。目が覚めたら動かなくなっていてくんねえかなあ思いながら毎日寝てるよ。動くんだけどね。結局のところ俺は健康で、不健康ダアッてほしいなんて思うのはサボりたいからに過ぎないわけで、じゃあこのサボりたい気持ちが病気なのか病気じゃないのかというと俺は分からないので。分かりやすい病気になりてえや。めまいが酷いし頭もしびれるんだよ。血管とか詰まってくれてて別にいいんだけどな。どっちにしろ働かないんだからさ。んでいま、休日出勤のときは自転車で五分のこの距離を車で通うんだけどさ、帰りにどっかよれるようにね。どっか寄るところか帰る気力もなくて座席倒してフラットにした車の後ろ半分でこれかいてんだよ。暑いな。クーラーつけてえけどガソリン持ったいねえし。まあいいや、たぶん俺はこのまま今日は眠るんだろう。昔を思い出すんだよ。俺は。子供の頃、良く親父につれてって貰ったからさ。海とか、まあ、海とかだな。海が好きだからなおれの親父は。車中泊が当たり前で、でっけえバンに乗っててさ。昔はマツダのボンゴフレンディだった。今はベンツに乗ってる。ベンツっても、ベンツって感じのベンツじゃねえけどな。トランスポーターったいう、まあ調べた見なさいや。国産車でいうとハイエースに近いよ。とにかく、車の後ろで良く眠ったんだよ。子供の頃な。休みの日。休みの前の金曜とかだ。親父が運転する車にのって、助手席で他愛ないこと喋ってさ。眠くなったら後ろに潜り込むんだ。毛布敷いてるし枕もおいてる。移動する部屋だぜ。移動している間にぐっすり安眠だ。目が覚めたら遠いどこかにいるんだ。遅くまで運転してたはずの親父は俺よりやっぱり先に起きてて、あのキャンプ用の小さなガスコンロでウィンなーを焼いてる。それをコッペパンに挟んで、マスタード書けて食べるんだ。旨かったな。で、海にいくんだよ。親父は波乗りをする。俺はもっと近場で遊んだり、泳いだりしてた。貝のコレクションしてたっけな。小学校低学年くらいのことだぜ。あのガソリンスタンドのシェル、あれのロゴにそっくりな一枚貝を持っててさ、あれが一際お気に入りだったね。家に大量に持ってたな。レゴブロックのセットが入ってる大きい箱、あれにどっさり貝殻が入ってた。もともと入ってたレゴはどこ行ったんだろうな。まあいいか。あよ貝殻、もうないよな。いつ捨てたんだろう。あんなに大事にしてたのにな。そんなこととかがあってさ、俺は車を買うときは絶対中でのんびり寝れるくらいのやつって決めてたんだよ。で、ホンダのエアウェイブ。初めの車として選ぶにはでかすぎないし手頃な値段だったし、後ろ倒せば足伸ばして寝れる。ピッタリだったんだよ。こいつでいろんなところいこうとおもってた。波乗りとかさ、毎週は無理でも月に二回くらいしてえなって思ってたんだ。で、どうだ。俺は会社の駐車場で、こんなこと書いてる。車買えばどこまでも行けると思ってた。大人になったら好きなところに行けると思ってたんだ。なあ、行けると思ってたんだよ。行けるのに、行ってないのかもしれねえけどさ。なあ、俺はどこに行くんだろうな。誰か教えてくれ。って言ってる時点でもう間違いなんだけどさ。なあ。どこへでも行けると思ってたんだよ、俺は。
t.A.T.u.の歌を思い出す話
朝ご飯を食べる話
横と縦の話
横井さんや横山さんや横川さんや横内さんは聞いたことがあるけれど、縦井さんや縦山さんや縦川さんや縦内さんは聞いたことも見たこともない。立井さんや館山さんはいるんだろうが、縦と横、対になるはずのこの二つが苗字界ではあからさまな依怙贔屓。横贔屓。
なんでなんだろうな。苗字に山やら川やら田やらがたくさんつくのは、それが自然界にたくさんあって引用しやすかったからなんだろうけれど。じゃあ自然界に横はあっても縦はないのか。確かに水平線、山、川、海、空。横の広がりはあっても縦の広がりとは言わない。山の横に住んでいる人が横山さんと名付けられることはあるだろうが、しかし山の縦に住んでいる人が縦山さんと呼ばれることになるかと言えば、そもそも山の縦に住んでいる人の正体は人ではなく神かあるいは神に類するものなので、そんな存在を恐れ多くも縦山さんとフランクにさん付けで呼びつけると神罰が下るに違いない。ギリギリのラインが縦山殿だ。
調べてみた。「横」の意味をwebで。
- 1 水平の方向。また、その長さ。「首を―に振る」「瓶を―にする」「手を―に伸ばす」⇔ 。
- 2 左右の方向。また、その長さ。「―に並ぶ」「便箋を―にして手紙を書く」⇔ 。
- 3 立体や平面の短い方向。側面。「樽の―に穴をあける」⇔ 。
- 4 物のかたわら。脇。「―の席に座る」「―を見る」
- 5 無関係の立場。局外。「―から口を出す」「話が―にそれる」
(goo国語辞典より「横」一部引用)
なるほど、縦と対にならない横は4番5番ということで、この意味を踏まえているのが苗字の「横」なんだろう。つまり横山さんとは山のかたわらに住んでいた人のことで、しかし5番のことを考えると山と無関係な人である可能性も否めない。その場合、横山さんとは悲しい存在であると思う。関係ないものを一生背負っていくしかないのだから。結婚による名字の変更も視野に入れつつ山と関係のないところで強く生きてもらいたい。
ついでに縦の意味も調べておこう。
- 1 上下の方向。また、その長さ。「首を―に振る」「―書き」⇔ 。
- 2 前後の方向。また、その長さ。「―に一列に並ぶ」⇔ 。
- 3 立体や平面のいちばん長い方向。「布を―に裂く」⇔ 。
- 4 南北の方向。「大陸を―に貫く大河」⇔ 。
- 5 身分・階級・年齢などによる、人間の上下の関係。「―社会」⇔ 。
- 6 織物の縦糸。⇔ 。
(goo国語辞典より「縦」全部引用)
お前は全部横の対義語なのかよ。なんだよ。ちょっと嫌な気分になってしまったじゃないか。今まで対等な存在なのかと思っていたけれど、こうまで明確に横と縦との関係に上下があったとは。ちびまる子ちゃんで例えるなら大野君が陰ではめっちゃ杉山君をパシリにしてる場面を目撃してしまったかのようだ。
この微妙に嫌な気持ちを皆様に共有していただきたく思い、こうして一筆したためている次第でございます。縦横ついでに豆知識を一つ。ブレスオブファイアVドラゴンクォーターで主人公のリュウが横一文字→縦一文字と順にスキルを使うと発動する「剛剣技 十字斬」は序盤の雑魚の殲滅に便利だぞ。
煙突の話
おもしろいことが特に起こらないし、さりとて捏造できる気もしないといった理由で近頃ブログをさぼっていたわけだが、考えてみれば元々は「ありふれた、どうでもいいことを面白がってやろう」というのが俺の流儀ではなかったか。そう考えて昔を思い返してみるとそんな大層な志を持ってこのブログを始めたという事実は全くもって無かったような気もするが、折角今思いついたのだからこれを俺の流儀とし、手始めに身近にあるものを面白がってやることにする。
例えば煙突だ。工場やら銭湯やらからにょっきり生えている煙突。俺は工業地帯の近くに住処を構えているものだから、外に出れば煙突が目に入るし、道を歩けば煙突にぶつかる。もう近所の煙突はすっかり顔馴染みであるし、なんなら幼馴染であるといってもいい。煙突とすれ違うときには「よう!」と気さくに声をかけるし、それに対して煙突はなんら反応を返さない。お高く止まってやがるのだ。
さて煙突と言うからには、それは煙を吐き出すためにあり、煙突の根元には煙の発生源があるのが常である。ここでもし、煙突がそれ単体で存在したとしたら俺はもうそれだけで少し面白い。何もないところにぶっ刺さった煙突が、何もないところからもく、もく、もくと煙を吐き出している。おいおいそれは何の煙だよと突っ込む者も誰もおらず、虚無の中にただただ煙突と煙だけがある。
煙突あれ、と手始めに神が言ったのだった。神が言うなら仕方がないと、煙突の方もあってみせた。煙突なのでそれは煙を吐き出し始める。煙を吐かない煙突なぞただの棒であり管であり、煙を吐かなくてよいのならば神だって「棒あれ」とか「管あれ」とか言ったはずだ。実際のところ神が言ったのは「煙突あれ」だったのでそれは煙突として存在し、煙突として存在する以上やはり煙はつきものだった。
さすがに煙突だけじゃなー、と神も感じてはいたのだろう、後から後から大地だの空だの海だのを付け足して、空に月と星を浮かべたり、海に炭水化物を流し込んだりしてみた。月と星がぐるぐるぐるぐる空を回る間に何の冗談か炭水化物は命を宿し、やがて進化して陸上へと進出した。
陸に上がった生命たちは、煙突をみて首を傾げる。はて、このおかしな物体はなんじゃろな。よくわからないなりに根元に集ってみるけれど、そこには煙突の根元しかない。登ってみようにも梯子がなく、煙突の先端は頭上の遥か彼方である。
なんじゃろな、なんじゃろな、と誰も彼もが首を傾げ続ける中で、何匹か賢い生命体がいた。彼らは理解していた。分からないことを分からないままにしておくのは愚か者のやることで、分からないことを分かることにするためには一歩先に進むしかない。彼らは一歩進むため、自分たちの能力を磨き始めた。
例えば、ある者は「煙の発生源を突き止めてやろう」と鋭い鉤爪を手に生やし、地中を掘り進んでいった。またある者は「煙を直接観察しよう」と首をだんだん長くしていった。他にも「どんな壁でも登っていけるようになろう」と手の表面を変化させたり、「煙突の高さまで行ってみたい」と翼を生やしたりした。ご存知の通り、彼らがのちに言うモグラであり、キリンであり、トカゲであり、鳥であり、その他諸々である。
さあここまで来たら一気呵成だ。モグラが掘り返した土に植物が生え、その植物に釣られて虫が増え、虫を食う鳥が増えて鳥を食うために猫が生まれた。虫に食われたくない植物は高く伸びて木となって、その葉っぱをキリンが食った。煙突の先端が見たかったキリンは首を長く伸ばしすぎ、頭の重さに耐えかねて圧し折れ始め、最終的に適度な長さに落ち着いた。そんなキリンを襲うためにチーターやライオンが生まれた。あとなんかカバとかも生まれた。鶏が先か卵が先か、そんな因果関係は全部後付設定であり、どいつもこいつも好き放題に進化して、どうにか辻褄が合うようにといろんなものが生まれたり滅んだりした。
そんな中で「これは神聖なものであるのに違いないのだ」と、煙突の前に平伏して崇め始めた変な奴らもおり、勿論こいつらが人間の原点である。偉大そうな何かを偉大そうであるというだけの理由で盲信するなど、人間以外のものにはできない。
当の煙突はそんな下界のすったもんだなどどこ吹く風、相も変わらず何もないところからもく、もく、もくと煙を吐き出している。
こうしてうっかり生まれてしまった人間であるが、如何せんこいつら意外と強く、「信じる者は救われる」を地でいくのだ。同じ信教を持つものは仲間である。裏を返せば、違う奴らは全員敵だということでもあり、団結力を武器にして周囲の生き物を駆逐していく。
そんな感じで人間文明は発展していく。やがて煙草のプロトタイプが生まれ、細長い上に煙を吐くこいつが「まるであの神聖な煙突のようだ」と大ブームとなる。大ブームとなったので大量生産が必要となり、煙草の工場が建設される。人々に遍く煙草が行き渡るようになったところで大量に生み出される吸い殻が社会問題となってしまい、吸い殻を燃やすための焼却所が建設される。焼却所を建設するにあたってゴミを燃やす際に発生する煙が問題となり、この煙を一所にまとめて管理するためにはどうすればよいのだろうか、考えあぐねた人々は「そういえば便利そうな形がある」とここで気づき、煙突を発明する。
煙突は量産されていく。文明の発展に伴ってあちらこちらに工場やら焼却所が建設されるようになり、それらにとって煙突は必要不可欠な設備だ。外に出れば煙突が目に入るようになり、道を歩けば煙突にぶつかるようになる。煙突がありふれたものとなり、原初の煙突がさて一体どこに生えているそれだったのか、誰にもわからなくなってしまう。
かくして煙突の神聖さは失われる。正しくは失われたわけではなく、煙突の宿す神聖さを人々が認識できなくなったわけであるが。
とはいえ煙突が神聖視できなくなったところで人々に特に不都合はなく、その他の適当な人や物を神と崇め奉ることとして、問題なく生活を送っている。
当の煙突、原初の煙突はといえば、こちらにとってもやはり不都合はなく、今日もどこかの煙突に紛れ、相も変わらず何もないところからもく、もく、もくと煙を吐き出している。
半円の重心を求める話
時間があったらそういう計算をしておいてくれ、と先輩に頼まれたので、ぱぱっと解いてやろうと思い紙とペンを取り出した。
わからない。ちっともわからない。
大学生時代初期ならばこんな問題赤子の手をねじり切るくらいに造作のないことだっただろうが、いかんせんすっかり衰えた俺の頭、何かを積分したもので何かを積分したものを割ることくらいしか思い出せない。
試しに(何かを積分したもの)/(何かを積分したもの)という数式を書いてみて、それを約分して答えは1と求まったのだが、これが正しくないことくらいはさすがの俺も承知している。分子と分母が同じ値なわけがなかろうが、と式を(何かを積分したものその1)/(何かを積分したものその2)と訂正し、それを約分して答えは1/2と求まったのだが、これが正しくないことくらいはさしもの俺も承知している。
で、あきらめてググった。「半円 重心」で。
http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~t040029/parts/lectures/jushin.pdf (pdf注意)
あっさり答えが見つかった。顔も存じ上げませんが、心より御礼申し上げます関西大学工学部の斎藤氏。
これを印刷し、さも自力で解いたかのような面を引っ提げつつ先輩の机の上にしれっと置いておいたはいいものの、しかし癪だ。昔なら(多分)解けたであろう計算問題が解けなくなっているのは、日々より良い人間となるべく高みを目指している俺にとっては無視しかねる問題である。なので、ちゃんと復習することにした。
解答を見ながら、式を書いていく。あー、密度×位置ベクトル。そんなんあったな。ベクトルとか久しぶりに書いたな。大学ではベクトルは上に矢印じゃなくて、太字で表してたっけな。rdrdθとかもうどこで区切ればいい式なのかもわかんねえや。そんなことを呟きながら、単純な計算ぐらいは自分の頭で考えて、問題を解いていく。
答えを出す。4a/3π。
急に、晴れ晴れとした気分になった。
そういえば、と自分で書いた計算式を眺めながら思う。昔の俺は、こんな計算問題を解くのが結構好きだったんじゃないかな。ごちゃごちゃした数式を計算して変形して何らかの値を導き出すのが昔は得意だったし、好きだったはずなのだ。ここ数年間、「答えのある計算問題」になんて触れてこなかったから、それをすっかり忘れてしまっていた。
週末から持ち越していた鬱屈とした気分が信じられないくらいに晴れていくのを感じながら、なるほど、俺はこういったものを求めていたのかと合点した。明確な問題設定。着実に前進していくプロセス。思考が整理されていく感覚。唯一の正しい答え。日常生活上では縁遠いこれらをこんなに簡単に味わえるなんて、数学はなんと手軽な娯楽だろうか。
家に帰るとすぐ、本棚の奥から学生時代に買った物理数学の参考書を取り出した。いつまで続くかわからないけれど、久しぶりに勉強を始めることにしよう。数学なんて何の役に立つんですか、などとほざくガキはいるけれど、少なくとも俺の気晴らしとしては役立っている。
這い寄るネスカフェ
【飲むと死ぬネスカフェ】
— 鰐人 (@wani_jin) 2015年10月27日
デスカフェ
【挽き豆包み製法により淹れたての上品な香りとコーヒー本来の味わいを実現したが飲むと死ぬネスカフェ】
— 鰐人 (@wani_jin) 2015年10月27日
デスカフェ ゴールドブレンド
ネスカフェアンバサダーを1匹見たら20匹はいるものと思え
— 鰐人 (@wani_jin) 2015年3月22日
チッ、ここにも生きた人間の気配がねえ……おいボブ、早く車を出せ! この街はもう駄目だ、間違いなく全員ネスカフェアンバサダーになっちまってる!!
— 鰐人 (@wani_jin) 2014年12月5日
木にたっぷりの蜂蜜とネスカフェゴールドブレンドを塗って一晩放置すると、そこにカブトムシやクワガタ、ネスカフェアンバサダーが寄ってくる
— 鰐人 (@wani_jin) 2014年12月5日
メイ「あなた、だあれ?」
— 鰐人 (@wani_jin) 2015年3月22日
ネスカフェアンバサダー「ネスカフェアンバサダー」
メイ「トトロ? あなた、トトロっていうのね?」
ネスカフェアンバサダー「ネスカフェアンバサダー」
「お婆ちゃん。見て、この木。マグカップが置いてある」
— 鰐人 (@wani_jin) 2014年12月6日
「ああ、きっとネスカフェアンバサダーがここに住んでいたんだね」
「ネスカフェアンバサダー!? そんなの、絵本の中だけの生き物だと思ってた」
「私が小さな頃はまだ、この森にもたくさんのネスカフェアンバサダーが暮らしていたんだよ」
「どうしてネスカフェアンバサダーは姿を消してしまったの」
— 鰐人 (@wani_jin) 2014年12月6日
「ネスカフェアンバサダーには生きにくい国になってしまったからだろうねえ」
「どういうこと」
「みんな、ネスカフェへの感謝を忘れたんだよ。ネスカフェの存在を当たり前と思うようになった」
「人って駄目だね」
「ああ、そうだね」
ネスカフェアンバサダーキャノン(縦一列の敵にダメージを与え、ネスカフェアンバサダー状態にする)
— 鰐人 (@wani_jin) 2016年2月13日
nescafe-ambassadorize
— 鰐人 (@wani_jin) 2016年2月13日
【他動詞】…をネスカフェアンバサダー化する
用例:He had been completely nescafe-ambassadorized. I couldn't do anything but just look at him.
近年、二酸化炭素を多く排出する火力発電や放射線汚染の危険性を孕む原子力発電を代替するクリーンなエネルギー源を利用した新たな発電方式が模索されており、ネスカフェアンバサダーがコーヒーを淹れる際に生じる蒸気を利用したネスカフェアンバサダー発電もその一つである。
— 鰐人 (@wani_jin) 2015年3月22日
「本当にこちら側に着く気は無いんだな」
— 鰐人 (@wani_jin) 2016年2月10日
男は銃口を私に向けた。こちらにもう武器はない。お手上げだ。だが矜持だけは失うものか。
「ネスカフェの回し者になるなんて、御免だ」
「残念。お前なら良いネスカフェアンバサダーになれたろうに」
男は引鉄を引いた。熱々のコーヒーが私に降り注いだ。
「あんまり夜更かししてると、ネスカフェアンバサダーに攫われちまうぞ」
— 鰐人 (@wani_jin) 2016年2月10日
「怖くないよ、ネスカフェアンバサダーなんか」
「お前は本物を見たことないからな」
「兄ちゃんはあるの?」
「あるさ。夜の森の中。仲間を呼ぶ声が聞こえるんだ。ネスカフェアンバサダー、ネスカフェアンバサダー、って」
おれはネスカフェアンバサダーを強めの面白ワードだと思っている節があるのだが、「ネスカフェアンバサダー」で11文字取られるのがTwitter的に非常にキツい
— 鰐人 (@wani_jin) 2016年2月10日