大きめの会場で、講演を聞く機会が今日あったんですよ。
その時、椅子がこう↓並んでたんですよね。
_ _ _ _ _ _ _ _
横並びになった椅子がずらっと会場に並んでいて。こんな状態で「さあご自由にお座りください」と案内されるわけですよ。
そういうときって、皆こんな感じ↓で座っていくんですよね。
人 人 _ _ _ _ _ 人
俺、これが大っ嫌いで。いや、後から訪れた人たちが中に入らなくちゃならない、という事態になる可能性が高いじゃないですか。そんな時にこうやって端から埋めてたらもう以下のように入りにくくなることなんてもう分かりきってると思うんですよね。
人=3<スミマセン...
人 人 _ _ _ _ _ 人
もう最初から真ん中の方に座っとれや!!
いや、分かってはいるんですよ。人間にはパーソナルスペースが存在します。なるべくなら他人とある程度の距離を保った状態で座りたくなるのは当然のことです。要するに人間の間にはある程度の反発力が働くわけですよね。
俺だって男性用小便器がこう↓なってたら
_ _ 人 _ 人
こう↓しますし、
俺 _ 人 _ 人
もしこう↓なってたら、
_ 人 _ _ 人
それはもうこう↓なりますもん。
俺<オオキイホウニシヨ...
_ 人 _ _ 人
そういうわけで、人間には端の席から座っていくという習性がある、それを認めたうえで、なんとかして講堂の席を真ん中から埋めていってもらう手法を考えたいと思います。人間の間に反発力が働くのなら、それを解消するためには以下の2パターンが考えられます。
①より強い吸引力で真ん中に引き寄せる
②より強い反発力で両側から押し付ける
前者の案から検討してみましょう。つまりは真ん中に人間を惹きつけるようなものを置けばいいということなので、試しになにか魅力的なものを置いてみることにしましょう。
_ _ _ 五億 _ _ _
真ん中に置いた五億円に欲深き人間どもが群がること必須です。しかし欠点として、五億円が早期に奪われてなくなってしまうであろうことと、投資額があまりにも大きすぎることが挙げられますね。この案は失敗です。
他のものではどうでしょうか?
_ _ _ 子猫 _ _ _
これはいいですね。人懐っこい子猫はかなり人間を惹きつけますし、五億円ほど値が張りません。こう↓なる期待が持てます。
_ 人 人 子猫 人 人 _
しかし子猫がとても可愛かった場合、正直言ってもう講演がどうでもよくなってくるおそれがあります。子猫は人を癒しますが大概の講演は人を疲弊させます。もう話なんて聞かずに子猫ばかり愛でていよう、聴衆がそう考える可能性は否めません。その点を考慮すればあまり猫好きではない聴衆を選んで子猫を導入するしかなさそうですが、しかし猫嫌いの聴衆に子猫を与えたところで子猫の吸引力が本領を発揮しません。子猫を座席の真ん中に設置する場合は、聴衆の猫好き度をある程度正確に把握しておく必要があるといえるでしょう。あと子猫が勝手に移動しないような工夫も必要でしょうね。椅子に頑丈な鎖で縛りつけるとか。
後者の、より強力な反発力で両側から押さえつけるというのはどうでしょうか?
例を挙げればこう↓ですね。
鬼 _ _ _ _ _ _ _ _ 鬼
座席の両側から鬼が見張っています。こっわ。
ここに座れと言われた際に、両端から座っていく無謀な輩はそういないでしょう。まず間違いなく真ん中から座っていくこととなるに違いありません。
コワイヨー ヒィィィ
鬼 _ _ 人 人 人 人 _ _鬼
まあ問題点としては、鬼が監視に立っているような講演会があるとして、それはもうちっともまったく参加したくないっていうことですね。鬼を監視業務に従えている時点で多分講演者は閻魔大王とかそのクラスですもん。なにか愉快な話が聞けるとはとてもとても思いません。講演案内を読むことすら辞退したいレベルです。
さて、講演の際に真ん中から詰めて座ってもらう方法について、いろいろ考えてみましたが、そろそろ飽きてきたのでおしまいにしようと思います。皆さまも講演の際に「真ん中からすわらんかいこの薄らハゲども」という気持ちに襲われたときは、真ん中に五億円や子猫を置いたり、両端に鬼を置いたりして工夫してみてください。なお、実行された場合の損害に対しては当方は責任を負いかねます。
それでは以上です。解散。