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舗装された道の話

雑記

 コンクリートによって舗装された道を生まれてこの方歩き続けてきた僕らは、もはやコンクリートネイティブと呼んで差し支えない。

 そう呼んだところで一体何がどうなんだって話なんだけれど、日本全国に存在する道のうち大多数が既にコンクリートでびっしり固められているのは、なんというか、不思議な話だと思う。結構な手間がかかったはずなのにな、それを僕は当たり前のものだと思っている。

 まあそれを言うならそこら中に建っている信号機やら標識やらガードレールやら街灯やらもそうだ。誰かが建てたからそこに建っている。誰が建てたのかは僕は知らないし、きっと誰も覚えていない。誰も知らなくても街灯はそこに建っていて、暗い道を照らしている。

 照らしているところで一体何がどうなんだって話で、正直のところ何も言いたいことを決めないままに僕はこの文章を書き始めてしまったのだが、とにかく僕はそういうコンクリートで道を固めるようなことを生業としたいし、あわよくばコンクリートそのものになりたいのだ。もちろんこれは比喩であり、しかし比喩でなくてもいいのだと思う。